闇米日記

日本農業(特におコメ)について海外から考えるブログです。

ベトナム・カントー市と日本の関わりの話

現在在住しているカントー市は、ホーチミンから車で三時間ほど南下した所にある人口120万人のなかなか大きな都市です。カントー市周辺は水田地帯が広がっており、おコメの産地として有名です。おコメ所という意味では、日本での新潟や仙台が思い浮かびますが、人口規模だけで言うと新潟市(約80万人)や仙台市(約108万人)よりも大きな都市と言えます。そもそもベトナムの人口って、9000万人もいるんですよ。。。日本と大して変わりませんね。

さて、最大の都市ホーチミンや首都ハノイに比べて、カントー市を知ってる日本人はほとんどいないと思いますが、実はかなり関わりが深いそうです。

例えば、カントー橋。

f:id:mroneofthem:20170630174334j:plain

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:CanThoBridge.jpg

2010年に完成した全長3km近い大きなこの橋は、300億くらいかかったそうですが、すべて日本のODAで賄われたそう。ホーチミンからカントー市までの運転をしてくれたドライバーが教えてくれました。メコン川ハウ川を渡るこの巨大な橋がカントー市の発展につながったことは、間違いないだろうと思われます。

 

他にも、例えばカントー大学。

f:id:mroneofthem:20170630174954j:plain

写真は農学部校舎ですが、これも日本のODAで建てられたそうです。

カントー大学は南部ではそれなりに知られた国立総合大学らしく、おコメ所ということもあり、農学ではベトナム最先端を走っているそうです。

さてさて、そんな風に、発展途上国支援のお金がらみで日本とカントー市はこうして色々関わりがあり、カントー橋建設中は日本人も多くカントー市に来ていたようですが、2010年の工事完成以来はかなり寂しくなった模様。

理由はよく分かりませんが、今ではかなり韓国の人が多いようです。韓国資本のロッテマートというショッピングモールもあり、韓国料理屋さんも見つけることが出来ます。私も何度か韓国人に間違えられました。(ベトナム人にも間違えられてます。。)

今のところの感じだと、カントー市の人にとって日本人がどういう存在なのか、よく分かりません。悪くないような気もしますが、良い、という感じもあまりしませんね。聞くに、日本の建設会社が請け負っていたカントー橋建設中に大きな事故があって現地の人の死傷者もかなり出たらしく、その後も慰謝料なんやらで色々とあったらしいので、もしかするとそういうことも尾を引いているのかもしれません。

発展途上国あるあるですが、多額の資金援助をしたからといって、感謝されているとは限ららず、それどころか振る舞いによっては逆に軽蔑の対象になったりすることもあるので、そのあたりは肝に銘じておかなければなりません。