おコメ博士の闇米日記

オワコンと言われがちな日本のおコメ。令和のこの時代に、グローバル視点で日本でおコメを作る意味を考えます

日本酒株は上がる

前回の記事で、日本酒業界の未来は結構明るいという話をしました。

mroneofthem.hatenablog.com

ということもあって、日本酒関連の上場株式会社の業績はどうだろうと思い、株は完全なトーシロながら少し調べてみることに。

参考になったのは「相場の福の神」こと、藤本誠之さんの2013年のこちらの記事。

allabout.co.jp

藤本さんが2013年に推していた日本酒関連企業は4つ。

では、2013年と2017年の株価を比較して答え合わせをしてみましょう。


①【2533】 オエノンホールディングス (東証1部):傘下に5社の酒蔵。

2013年11月11日終値 239円→2017年12月27日終値 366円(53.1%増

 

②【2531】 宝ホールディングス (東証1部):傘下に宝酒造。澪が人気。

2013年11月11日終値 932円→2017年12月27日終値 1315円(41.1%増

 

③【2538】 ジャパン・フード&リカー・アライアンス (東証2部):傘下に8社の酒造会社

2013年11月11日終値 47円→2017年12月27日終値 45円(4.3%減

 

④【9994】 やまや (東証1部):イオン系

2013年11月11日終値 1398円→2017年12月27日終値 3535円(152.8%増

 

おおお。

③のジャパン社以外は軒並み好調ですね。勿論、ここ最近は日本企業の株は全体的にあがっているので、日本酒輸出の効果がどれくらいあるのかは分かりませんが。にしても、先見の明がある分析に脱帽でした。

株のイラスト「喜ぶトレーダー」

さて、今後ですが・・・
日本酒輸出戦略にとって重要なファクターとなる関税撤廃は、2013年ではアメリカ・ベトナムを対象に交渉中とのことでしたが、その後保守色を強めるトランプ政権の誕生もあって、今年2017年は特にEUとの経済連携協定EPA)に進展が見られました。

2020年代にはEUへの関税は撤廃する模様なので、これら株式会社の業績に伸びしろは十分にあるのでは、とトーシロながら淡く期待しています。